2008年4月11日金曜日

Vol.5 「行から御中に変身」

お客様などからのご案内状に同封されている返信葉書。
事前に返信先が印刷されているのは、なんとも有難い。

しかし、どうしても1ヶ所、自分で訂正しなくてはならないところがある。
宛名の下の「行」である。

日本人の謙遜の美徳からか、決して事前に自社名の下に「様」とか「御中」
とかを自ら付けておくことをしない。
返信する方は、これをいちいち修正する。
すなわち「行」を二本の斜線で消して、横に「御中」と添える。

私はこの「斜線で消す」という作業が嫌いである。
面倒でもあるけれど、それ以上に、
せっかく印刷されている葉書が汚くなるのが嫌なのである。
しかし、これをしないと、失礼で常識のないやつと思われてしまう。

そこで、斜線で消さない方法を思いついたので紹介したい。
「行」を「御中」に変身させるのである。

字の形はちょっと不恰好だが、そこはアイデアに免じて許して頂きたい。
太字のペンをうまく使えば、ほとんど気にならないほど上手にごまかせる。
私としては二本の斜線で消すよりかは見栄えよく感じている。お試しあれ。