2021年6月10日木曜日

営業の心得

1ヶ月程前、帰宅後、NHKの『プロジェクトX』で、日本ビクターの
『ミスターVHS』と呼ばれた高野 鎮雄さんの映像が流れており、
後半だけ見ておりました。


今の若い人は知らないと思いますが、高野さんは1970年代に
『世界のソニー』に絶対的不利と言われたビデオ戦争に勝利し、
世界規格へと押し上げた立役者です。横須賀の工場で16ミリの
映写機や放送機器の開発に取り組んでいた技術屋の高野さん。
1970年に事業部長就任を命ぜられ、1年で首が飛ぶと言われた
VTR事業へと異動。番組は、開発当初の苦労や本社の開発から
工場の製造に移された技術者50人と葛藤や成功へ向けて
情熱がよく伝わる良い内容でした。


彼は『とにかく部下を大事にする人』だったらしく、
200人もいる部下の名前を覚え、
工場内に営業、設計、開発、技術の仕切りを一切設けなかったそうです。
また、誰もが小さいけど知恵を持っている。
社員の家族、友人からの情報を集める事を大切にし、
物言わぬサイレントマジョリティーの情報まで知ることが、
彼のニーズ優先という想いだった。


開発に成功した後も、惜しげもなくライバル会社へと試作機を無条件に
貸出す高野さんの心意気に、『この人となら』とひいては
『このメーカーとなら』と思われていたそう。
これは現代も通ずる営業の基本かなとしみじみ感じています。


仕事をするとはどういうことか?
結局は、自分が他者に対して何を為しえるかということに尽きるのか。
上司と部下との関係であれ、モノを作る側と消費する関係でも一緒かなと。
我々は、他社に何事かを為し、
歓ばれ感謝される以外で収入を得ていくことは出来ない、
と言いたかったのかと思います。


最後に、定年を迎えた高野さんは社員の前の挨拶で、
仕事でも趣味でもなんでも良いので『夢中になれることを』
一つ持つことの重要性、そして、この場で働けたこと、
皆さんに出会えたことに感謝してもしきれないと話されておりました。
こういう人生送った人が、人生の成功者かな?と感じます。
部下とはマネジメントについてよく議論しますが、
昭和生まれの私に耳に入りやすい言葉でした。


社内でもYさん、Oさんという大先輩がおります。
Yさんは、コンポーネント系、Oさんは、発電機と扱う商材は違いますが、
このお二方にも高野さんと同じような共通点を感じております。
数ヶ月前、Yさんと久々に厳格な3密対策の店での会食時に
『どうして売りにくいインバータ』をYさんは売れるのと聞いたところ、
珍しくまじめに『情熱』と言われたのを記憶しています。
多分本人は、酔って覚えていないかもしれませんが(笑)。
お二方とも未だに元気で活躍されているのは、高野さんの話でないですが、
仕事に対する『情熱』と『この人となら』と顧客や仕入先に
伝わっているんだな とふと思いました。

2021年5月25日火曜日

電巧社BBQの歴史

 まずは、この写真を見てください。さて、何の写真でしょうか?


 


どこかのビアガーデンのようですが、実は1990年初頭に
現:芝浦サテライトの屋上で開催されたBBQの風景なんです。
飾られている提灯には、
協賛していただいたのお取引先の社名が筆書きされています。
提灯の下でマイクを握る人は、プロの歌手なんです。
積み重ねたパレットのステージで歌っているところです。

 
「電巧社と言えばBBQ」と、今や社員やその家族、OB、お取引先に名物
として知れ渡っていますが、その歴史は芝浦工場がはじまりです。
1985年に“焼き台”なる巨大なBBQコンロ数台を鈑金屋さんに特注し、
その年からBBQが恒例行事となりました。
当時は建物の屋内作業場で開催していました。

 
本社社屋(現:芝浦サテライト)が竣工した1988年からは、
移転してきた商社(現:営業本部)の人たちも一緒になって、
夏の夜に屋上でのBBQを毎年楽しんでいました。

 
2016年には創業88年の感謝イベントとして “お客さまデー”と
銘打ったBBQを開催し、現在の”THANX BBQ”&“FAMILY BBQ”へと
つながっていきます。

 
芝浦工場 約50人の暑気払いのために、“焼き台”で焼くアユなどを
調達しに築地場内市場に買い出しに行ったあのイベントが、
今や総勢600人規模の名物イベントになったことに感慨無量の思いです。
 

本来でしたら、今月はBBQが開催されるはずでした。
楽しみにされていた人も多かったことと思います。
でも、お楽しみはもう少し我慢です。再開を待ちましょう。
その時には、電巧社のBBQの歴史を思い出してくださいね。

2021年5月8日土曜日

『絆』の重要性

『たいやきくん型』『漢方薬型』『麻雀牌型』『ETC型』
これなんだか判りますか?
 
現代コミュニケーション・センターが命名、発表した
過去の新入社員タイプ一覧の抜粋です。
 

因みに私は、昭和58年入社の『麻雀牌型』で
『大きさと形同じで並べやすいが、中身判らず』だそうです。
全体評価なので一概には言えませんが、なるほどと思うことも有ります。
 

最近の新入社員の方と自分の時代と比べると、使えたツールが電卓のみだった
私とPCを自由に使いこなす姿や面接の対応などを見ると格段の差を感じます。
 
皆さん色んな事をよく勉強されて立派だなと思います。
 

私の時代は、色んな猛者がいて対応に困った時に、
社内外の先輩達にずいぶんお世話になりました。
 
こころ許せる人がいて、ずいぶん助けて頂いた記憶が有ります。
多く持つ必要はないと思いますが、信頼できる人がいるというのは
心強いのではないでしょうか。
 

社内で話題に上がる『絆』の重要性はいつの時代も変わりないものだと思い、
営業として大事なキーワードだと、最近特に感じております。

2021年4月30日金曜日

新型コロナに思う

ついに東京も1000人を超えた。
新型コロナの新規感染者数のことである。
もしかして、これは新型コロナの第3波第4波などではなく、
コロナ変異種の第1波ではないだろうか。
本来、伝染病というものは、ある程度蔓延すると、
自然と収束に向かうものだ。
だから今頃になってこの激しい広がり方は、従来の新型コロナとは
明らかに違うように感じる。
今まで感染しても重症化にくかった若年層においても
症状が軽いとは限らないようだ。
東京を遥かに上回っていた大阪の新規感染者数が頭打ちになって来た。
舞台は東京に移りつつあるから、要注意。
これからが正念場だ。


既に第1波が終わっていたインドでも、
インド型の変異種が猛威を振るっている。
ふと思う・・・1日30万人の新規感染者を、どうやって数えたのだろう。
インド人は数学が得意だからか。


ワクチンがなかなか巡ってこないのは、
日本政府、特に厚労省の失態だと聞こえてくる。
いまワクチンを一番欲しがっているのは、
オリンピックを目前に控えた日本のはずだ。
菅総理の訪米目的が見えづらかったが、
ワクチンを求めに行ったのではなかったのか。
政治には必ずシナリオとなるストーリが隠されている。
私が総理なら、ここでワクチンを交渉奪取して人気を取り、総選挙に備える。
誰でも思い付く薄っぺたいシナリオだが、どうやら失敗外交だったのか。
さてはバイデンはオリンピックをやらせない
腹積もりではと感じたが、考え過ぎか。
 

新型コロナに罹ると、対症療法しか出来ないと聞く。
しかし、調べてみると、可能性のありそうな
治療薬候補(治験中)がいくつもあるようだ。
ひとつは東京都医師会が取り上げているイベルメクチン。
もともとは抗寄生虫薬だそうだ。
もう一つ、コルヒチンという通風薬。
痛風の方は普通に手に入るのかもしれない。
果たして効果があるのか、現時点では不明である。
清肺排毒蕩という漢方薬は、
既に中国・台湾で広く新型コロナに使用されている。
いずれも治療薬であって、予防薬ではない。
ワクチンが行き渡れば、この騒ぎがウソだったように静まるのだろうか。
そんな期待を込めて、ワクチンが待ち遠しい。


予防は自身の免疫力を上げるのが一番。
これには補中益気湯という漢方薬がツムラ41番で容易に手に入るが、
それよりも大切なのは睡眠をしっかりとることに違いない。

2021年4月11日日曜日

新型コロナとオリンピック

 好きか嫌いかはともかくとして、小池都知事の話は分かり易いです。
どうしてだろうと考えたら、発言する文章が短かいことに気付きました。
これは論文を書く時の基本中の基本でもあります。
「外食は控えて下さい。」
(…でもオリンピックは控えないの)
「県を跨ぐ移動は控えましょう。」
(…でも国境を跨ぐオリンピックは別なの)
と、裏の意味を別とすればかなり明確です。(笑)
 

それに引き換え、菅総理大臣の表現は微妙です。
「人類がコロナに打ち勝った証しとして東京オリンピックを開催したい。」
今週から、やっと高齢者のワクチン接種が始まりますが、
我々にワクチンが回ってくるのはかなり先です。
何をもって打ち勝ったと言うつもりなのか…?
理解に苦しみます。
 
 
コロナも自然の一部です。
自然に対して勝った負けたと言うのは人間の驕りだと思います。
今後我々が目指すべきは、(あるいは、受け入れるべきは)
コロナとの共生ではないでしょうか。
 

このままいけばオリンピックは必ず開催されます。
難しいと知りながら、誰もNoと言わない。
それは中止すれば多額の損失を被ることが分かっているからです。
誰しもそのきっかけにはなりたくはないでしょう。
古い話ですが、戦争に突き進むのを止められなかった日本を彷彿させます。
そんな泣き言はともかく、開催されれば生涯最後の東京オリンピックです。
 

開催まで、あとおよそ100日です。大いに楽しみましょう。

2021年2月11日木曜日

建国記念の日と創立記念日

今日、2月11日は祝日ですが、何の日がご存じですか?

そう、建国記念の日です。
 

日本をいつだれが作ったのかは、古事記にある神話の世界になるため、
学校で習った人は少ないでしょう。実は初代天皇である神武天皇が
即位したのが紀元前660年1月1日で、これを新暦に換算した日が
2月11日だと言われています。そもそも明治時代には紀元節という
建国を祝う祝日がありましたが、戦後にGHQにより廃止され、
1966年になって、やっと建国記念の日が祝日となりました。
 

建国をしのび、国を愛する心を養う日だそうです。
戦後、愛国心が失われたと言われますが、
日本人に限らず、自国を愛し、誇りに思う気持ちは大切だと思います。
国威高揚とは申しませんが、
その意味でも、オリンピックが開催されると嬉しいですね。
 

さて、本題です。2月11日にはもう一つ、
大切な意味がありますが、ご存じでしょうか?
そう、電巧社の創立記念日です。(社員以外の方、すみません!)

 
1928年2月11日に電巧社は産声を上げました。
余談ですが、丁度この日に始まったスイスの冬季オリンピックに
日本は初参加しました。
 

電巧社は今日で93歳になります。
お客様をお招きしてお祝いの会を開いた90周年からもう3年も経ちました。
令和10年(2028年)の記念すべき100周年に向けたカウントダウンは、
既に始まっています。

 
愛国心ならぬ愛社精神は、是非持ってくださいとお願いするものではなく、
皆で力を合わせてより良い会社を作っていく過程で
築かれていくものだと思います。
力を合わせる・・・経営理念こそが一致団結の旗頭です。
今月より毎月、全社員に向けた経営理念伝承会をスタートいたしました。

2019年1月25日金曜日

家電からペット、そしてトモダチへ


声で操作する。慣れるまでは抵抗があった。
でも慣れてしまうと、こんなに便利なものはない。

「OK Google、今年のヒットソングかけて」
部屋の片付けにBGMがほしいとき。 

「Hey Siri、タイマー3分」
カップラーメンを作るとき。 

「Alexa、電気消して」
布団に入って寝るとき。 

”ボタンを押す”という、とても些細な動作が
”声を出す”に変わった。


私自身、それくらい自分で動こうよ、と思っていました。
しかし声で操作することで、「ながら操作」が出来るようになったのです。
掃除をしながら。お湯を入れながら。布団にもぐりながら。
これがとっても便利でした。

もちろんひとつのAIだけでもこれらの操作は実現可能なのですが、
今回、代表的な3つのAIを試して比較してみました。 

結果、声の認識率やサービス連携でAmazonのAlexa、
iPhoneが手元にあるためSiri、の2つを使い分けることに。


近い将来、家電のほとんどは声で操作する時代になるでしょう。
ペットのAIロボットも開発が進んでいるようです。

家での話し相手が、トモダチが、AIになる時代はすぐそこかもしれない。


(M)