2007年11月28日水曜日

Vol.2 「何とも嫌なやつ募集中」

ホームページをリニューアルして、早、3ヵ月が過ぎました。
部分的な修正に追われ、詠み人不知の更新が全然されていないのが
気にはなっていたのですが、手付かずのままになっていました。

こんな時、うるさい上司がいて「何時、更新するんだ」と毎日小言を
言われていたら、嫌々でも、もっと早く更新をしていたと思います。

誰からも、何も言われないで自分のペースで仕事をするということは、
余程自分に厳しくないと、うまくいかないものだとつくづく感じました。

うるさく、嫌なことを言ってくれる人は、仕事に欠かせない存在なのです。
それは、研修会で教わったピーター・マッカーサーの言葉の中にあります。



「どんな企業も成功するには三人の男を必要とする。
 理想家、実業家、そして嫌なやつだ。」
                   ピーター・マッカーサー


これを、研修会の講師は「嫌なやつ」ではなく「何とも嫌なやつ」と
言っていました。しかも「何とも」ではなく、「何んんとも嫌なやつ!」
と力を込めて、本当に厭らしく言っていたのが印象に残っています。
英語の原文を見ると、

Every successful enterprise requires three men - a dreamer,
 a businessman, and a son of a bitch.

となっていて、
a son of a bitchとは、bitchは雌犬(売春婦)で、a son of a bitch
売春婦の子供ということになり、そこから転じて、嫌なやつ、無礼なやつ、
腹立たしい人、ろくでなし、意地悪な人、最低な人そして、えい、くそ、
ちくしょうなどの棄て言葉として使われるようです。

何かを成さなければならないとき、この「何とも嫌なやつ」が大きな
存在となります。何も制約がないと、かえってうまく進まないものです。
そんな時こそ、うるさく嫌なことを言ってくれる「何とも嫌なやつ」の
力が必要とされるのです。

わが社で「何とも嫌なやつ」の役割を担うのは誰でしょうか。

社長??

やはり社員の中から出てこないと、社長にだけ任せておいては、更なる
企業の成長は望めないと思います。
社長は、理想家、実業家であるべきです。

わが社は人材不足なのでしょうか。性格的には素質がありそうな人でも
自ら進んで「嫌なやつ」になる人がいないのです。
どこかに「何とも嫌なやつ」になってくれる人はいないものか。

 人材募集中 意欲のある「何とも嫌なやつ」若干名。
        年齢、学歴不問。
         高給保証します。(嫌なやつ度により。)

 これで募集をかけてみましょうか?

(S)