2008年10月7日火曜日

Vol.8 「会議は全員で挨拶」

私たちの会社では、会議の始まりと終了を明確にするために、
出席者全員が立ち上がり、大きな声で挨拶をします。

会議の始まりに、
「全員起立、これより○○会議を開始します。礼!」

全員で、
「宜しくお願いします!」と礼をして、着席します。

会議の終わりに、
「全員起立、これで○○会議を終了します。礼!」

全員で、
「ありがとうございました!」

たった、これだけのことですが、これをやることによりメリハリがつき、
気持ち良く会議に臨むことができるようになりました。

大きな声での挨拶は、モチベーションを上げる効果もあるようです。
会議は内容が大切なのですが、このように会議に望む姿勢を
整えることも重要なことだと気づかせてくれたのは、
ある会社の会議の風景を紹介した ビデオで、
「あっ!これなら直ぐ真似できそうだ」と思ったことが始まりでした。

今、電巧社では、挨拶に力を入れています。
名刺の裏にも、3つの約束の ひとつとして、
「私たちは挨拶に力を入れます」と明記しています。

社内で出来ないことが社外で出来るわけがない。
だから、挨拶はお客さまに対してだけでなく、
社内でも力を入れて取組んでいます。

(S)

2008年8月12日火曜日

Vol.7「冷やしカレーそば」

店員「何に致しましょう?」
私 「冷やしカレーそば」
店員「そんなのありませんよ」

私は日本蕎麦が大好きである。
だからお蕎麦屋さんで、うどんを食べることがない。
カレー南蛮だって、うどんでなく蕎麦で注文する。
これがすこぶるうまいと思う。
和風味のカレーは、カレーとして日本が世界に誇る
べきものだと、常々思っているのだが、
そんなカレー南蛮にも、致命的な問題がある。

熱いことだ。

暑い時に食べると、頭の地肌から汗がにじむのを
実感する。とても食べてはいられない。
でも夏場のカレーは食欲をそそる。
だから私はあえて冒頭の会話を店員と交わすのである。

転機が訪れた。

店員「冷やしカレーは出来ないけれど、つけ麺なら
   できると思いますよ。」
私 「そ、そ…、それ、頼みます!」

かくして、東品川にある馴染みの砂場に
新しいメニューが誕生した。

熱いカレー南蛮の汁+具と、冷たい盛り蕎麦(写真)
である。(まだメニューには書かれていないが・・)

きっと他の店では既にあるのかもしれない。
カレーつけ麺と呼ぶべきか?

「うまい!」

夏はこれに限る!


2008年7月29日火曜日

Vol.6「電巧社の社名に込められた想い(字体の謎)」

 

電巧社という名前は、創業者の「電気の仕事を巧みにこなす会社にしたい」という
強い思いで、命名されました。しかし、昭和大恐慌のときに産声を上げ、
有限会社に改組したのは、太平洋戦争の始まる数日前。

そんな生い立ちですから、決して順風満帆に育ったわけではありません。
戦前・戦中・戦後と、電気工事業から製造業を経て商社へと業態を変えたのも、
生き残っていくための厳しい選択の結果でした。
ゼロからの出発を何回か繰り返すなか、
数えきれない苦労を乗り越えてきたのだろうと思います。

さて、電巧社の社名の漢字書体ですが、
字体をちょっと変えてあることにお気づきでしょうか。
「電」という字の上側はそもそも「雨」の字のはずですが、
電巧社の社名では「両」の字が使われています。
ワープロの略字体みたいですから、
初めは看板にするときに字が潰れない工夫かと思いましたが、
看板に限らず、名刺や封筒など、いたるところで使われています。
また「社」の字も、「示」と「土」を組み合わせた旧字体です。
なぜこのような古めかしい書体を使っていたのでしょうか。不思議ですね。


先日、名前の字画に詳しい方とお話しする機会があり、謎が解けました。
すべては「電巧社」という名前の画数を24画にするための工夫で、
わざわざそのために作った書体だったのです。
24画は財運に恵まれる画数。
さらには旧字の社を使っている会社は、
神様のオヤシロと同じなので倒産しないと言われていたそうです。

株式会社の字体にも工夫があります。
「会」の字の下の「ム」は本来2画で書きますが、
これを1画で書くように繋げてあります。
「社」が「示」と「土」の組み合わせになっているのは、前述のとおりです。
これにより、株式会社は29画となり、これは知略を生かす画数だそうです。
「知略」、すなわち「巧」ということだと思います。
さらには株式会社と電巧社を合わせると53画になりますが、
これも財運の画数になります。

単なる縁起担ぎかもしれませんし、遊び心と言っても構いません。
創業者は何も言い残していかなかったので、真相は闇の中ですが、
きっと辛かった時に、誰かが画数のことを教えて下さって、
そっと名前を変えたのではないでしょうか。
信じるとか信じないということではなく、
社名ひとつの中に込められた創業者の強い想いを、
いつまでも大切にしたいと思います。

2008年4月11日金曜日

Vol.5 「行から御中に変身」

お客様などからのご案内状に同封されている返信葉書。
事前に返信先が印刷されているのは、なんとも有難い。

しかし、どうしても1ヶ所、自分で訂正しなくてはならないところがある。
宛名の下の「行」である。

日本人の謙遜の美徳からか、決して事前に自社名の下に「様」とか「御中」
とかを自ら付けておくことをしない。
返信する方は、これをいちいち修正する。
すなわち「行」を二本の斜線で消して、横に「御中」と添える。

私はこの「斜線で消す」という作業が嫌いである。
面倒でもあるけれど、それ以上に、
せっかく印刷されている葉書が汚くなるのが嫌なのである。
しかし、これをしないと、失礼で常識のないやつと思われてしまう。

そこで、斜線で消さない方法を思いついたので紹介したい。
「行」を「御中」に変身させるのである。

字の形はちょっと不恰好だが、そこはアイデアに免じて許して頂きたい。
太字のペンをうまく使えば、ほとんど気にならないほど上手にごまかせる。
私としては二本の斜線で消すよりかは見栄えよく感じている。お試しあれ。





2008年3月24日月曜日

Vol.4 「ナイス ミス!」

 面白い表現に出会いました。
《 ナイス ミス 》

「素敵なご婦人」のことではありません。
ナイス ミステイク (NICE MISTAKE)、
すなわち「素敵な失敗」という意味です。
そもそも失敗にナイスなんかある訳がない
・・・いいえあるんです。
ちなみに、「結果、オーライ」や「ラッキーパンチ」
のことではありません。だって失敗なんですから。

先日のゴルフでの出来事。
ドライバーショットが今ひとつパッとしません。
一緒に回っていた大先輩が、
「君!体が硬く縮こまっているぞ。
もっと体を使って思いっきり振りなさい!」

素直な私は、言われた通りを心掛け・・・
打球は思わぬ方角へ飛んでいった。
でも、大先輩はすかさず、
「そうそう、その感じ。ナイス ミス! 結果は悪いけどな。」

と言いました。

「ナイス ミス? あー、なるほど、
結果より意志とプロセスの重視か。」と理解。

前向きにトライした向う傷はナイスなのです。
とかく結果重視に陥りやすいゴルフのプレー中
だったせいもあり、この面白い表現が新鮮で気に入りました。

確かに仕事も「ナイス ミス」の積み重ねが、成功を生み出します。
運に頼るのが許されるのは努力をした後でした。

関連して、新しく造語を思いつきました。
「ケアレス サクセス」
気が付かないうちに、うまくいってて良かったという
意味のつもりですが、いままでもたくさんの
「ケアレス サクセス」に助けられてきた私。
でもほとんどの場合、偶然ではないようです。
周りで支えてくれている皆様、本当に感謝です。

2008年2月19日火曜日

Vol.3 「芝浦ロール」


昼食を終えて車に乗り込もうと歩いていたら、
シュークリーム専門店なる看板が目に入った。

商売をするのには、決してベストとは言えないこの芝浦の地に、
自称「都内で2番目に美味しいシュークリームのお店」が
出来たことは、なんとも素晴らしい。

1番目と言わずに2番目と言うのは、
謙虚さを装ったリスクマネージメントだろうか、
などと勝手な先入観を持ちながらも店に入ると、
元気な店主の声に迎えられた。
食事を摂ったばかりなので、シュークリームは購入しなかったが、
しっかりと焼き上げられたシューで、バリエーションも豊富である。

「芝浦ロール」という、ご当地ロールケーキを1本購入し、
店先にあった案内葉書を手に店を出た。

こんな分かりにくいロケーションを地図ではどう表すのだろうと思い
ながら地図を見て驚いた。決して分かりやすい地図ではなかったが、
目印となる会社名のすべてに敬称の「様」が付いている!恐れいった。

謙虚さと感謝の気持ちがないと、なかなか出来ないことである。
次回はシュークリームを買おう。楽しみになった。



  
 お店: 芝浦 Lemon Tree (レモン・ツリー)
       港区芝浦2-1-11
       電話:03-3454-1616