2012年11月7日水曜日

Vol.22 「マジックというエンターテイメント」

ある夜、マジックバーを訪れる機会があった。
そこで僕は2人の素晴らしいマジシャンと出会うことになる。

まさにマジシャンと言わんばかりの外見。
笑いを引き寄せるトークにマジックを絡ませ、
楽しい空間を演出するマジシャンA。

紳士的な外見はお洒落なバーのマスターそのもの。
映像とリンクさせ、神秘的な空間を演出するマジシャンB。

それぞれが別のお店のオーナーマジシャンだそうだ。
そしてどちらも、非現実的なことが目の前で起こる。

"何もないはずの手のひらに、
    薔薇が現れ、そして消え去る" こりゃ感動!!

そんな中で、偶然にも同じ現象のマジックがあった。

しかし、彼らの作り出そうとする世界観が違うため
全く違うものに見えるから不思議だ。


そして同じマジックだったからこそ気付かされた共通があった。

それはマジックを大切にしながらも、どちらのマジシャンとも
絶えず、お客様の様子を見ていて、その場に最適な
トークやおもてなしで、お客様を楽しませていること。

「どうだ!凄いだろう!」というような上からの目線を
感じることも、まったくなかった。

なるほどエンターテイメントだ。
お客様を楽しませることこそが目的であり、
マジックはそのツールに過ぎないということなのだろう。

お客様を満足させる技術。
久しぶりにプロの仕事に触れることができた。
そう思った一夜でした。

(M)

2012年1月6日金曜日

Vol.21 「今年の箱根駅伝から学んだこと」

東洋大学の圧勝で幕を閉じた、第88回箱根駅伝。ふたつのことを学びました。

ひとつ目は、東洋大学の山の神こと柏原竜二選手の言葉からです。
「僕が苦しかったのは一時間ちょっとだけ。福島の人達と比べたら全然苦しくなかった。」
被災地の人たちの苦労を考えたら、多少のことでは弱音を吐けないという、
強い思いを学びました。

ふたつ目は、他の大学が応援終了した後も、駒澤大学の応援団が、
最終ランナーの東京農大の選手が通過するまで応援し続けたことです。
東京農大は、トップから50分以上遅れてのゴールでしたが、ずっと応援し続けて
くれたお陰で、最終ランナーは、どれだけ勇気づけられたことでしょうか。
選手だけでなく、応援も最後まであきらめないことの重要性を学びました。

選手、応援団が、お互いにリスペクトし合っていることの美しさに気付かされた
今年の箱根駅伝。
自分たちの立場に戻って、営業マンは掲げた目標に対して、簡単に諦めないこと。
スタッフ部門は営業マンに対して、最後まで心をこめてサポートし続けることが大切だと
理解しました。

(S)