2009年2月2日月曜日

Vol.9 「半寿」



 日本人男性の平均寿命79.19歳を上回って、
昨年80周年を 迎えた電巧社。
創立記念日の2月11日で早くも81周年目 を迎えます。
着実に一年一年を積み上げていくことの大切さを
改めて感じますが、それにしてもこの81周年という、
節 目にならない年まわりを、何とも中途半端に感じてしまいます。
80歳が傘寿、88歳は米寿で90歳が卒寿というように、 
何か気の利いた呼び方がないものだろうか、
ということで 調べてみたら、な、なんと、ありました!

八十一の漢字を重ねて書くと「半」の字になることから、
81歳を「半寿」と呼ぶのだそうです。

81歳でまだ半分!これって果たして欲張りなのか、
それとも謙虚なのか・・
私は「81歳だけれども、まだ半人前」という謙虚さと捉えました。
 「百里の道、九十九里をもって半ばとする」という諺を連想しますが、
百里の道であれば、どんなに油断しないようにと 思っても、
残りは所詮一里です。しかし、年齢の場合は先が読めません。

まだ先があると思うから油断しないし、
だから謙虚にもなれるはずです。所詮は欲なのですが、
でも、素晴らしき欲・・「生きる意欲」。なんとも奥深く感じるのですが、
どうした訳か、半寿という呼び方はあまり知られていないようです。

蛇足ですが、81歳は「盤寿」とも呼ぶそうです。
将棋盤が 9x9で81ですから。
ちなみに82歳に気の利いた呼び方はないようです。