2017年9月29日金曜日

カジュアルフライデーは私服出勤!業界の常識を変えるのか?


こんにちは、DENKOSHAメディア担当のMANOです。

今どきのIT企業では私服出勤が当たり前なのかもしれませんが、
私たち電機業界では、まだまだ私服なんて許されない風潮があります。

「私服で通勤できたらいいな」「スーツだけなんてつまらない」
「職場でもオシャレがしたい!」

こんな職場への理想を、電機業界でも実現できる会社が
あったらいかがでしょうか?


実は、電巧社ではクールビズの期間に、
「カジュアルフライデー」と言われる
カジュアルな服装で出勤できる日を設けました。

そもそもカジュアルフライデーとは、
米国発祥の「カジュアルデー」を
日本では、金曜日に実施しましょう、
ということで、はじまったらしく、
クールビズより歴史は長いようです。

ちなみに「クールビズ」は日本発祥のビジネススタイルです。
ノーネクタイ、ノージャケットの軽装でOKですが、
スラックスにYシャツが基本スタイルです。


では、カジュアルフライデーの服装はどこまでOKなのでしょうか。
そこで電巧社は「ドレスコード」を設けました。

共通する条件は、
「きれいめスタイルで、オシャレなこと」
だらしない格好や部屋着・普段着のような格好はNGです。


男性の場合
OK きれいめジーンズ、アンクルパンツに裸足、無地ポロシャツ、
           無地Tシャツにジャケット、スニーカーなど
NG ダメージ加工、柄シャツ、サンダル、ショートパンツ、アロハなど

女性の場合
OK ノースリーブ、ワンピース、バミューダパンツ、Tシャツ、デニムなど
NG 太ももが見えるミニスカート、肌の露出が多い服、マキシ丈など


しかし、いまだ業界ではスーツが当たり前です。

お客様に接する受付や営業担当者の人が、
突然、カジュアルな服装で応対してしまうと、
相手によっては失礼な印象を与えてしまう可能性があります。

そこで、実施してまだ日の浅い電巧社では、
「金曜日を社内業務中心の日にする」「受付にポスターを貼る」
などの工夫をして対応しています。


この日は、社内が私服の人たちであふれるため、
見慣れるまでは「休日か?」と思うほど不思議な雰囲気でした。

社内の雰囲気は以前よりさらに明るくなり、
オシャレを楽しむことが出来るようになって、
自由な空気が広がったようです!


"人生を豊かにするために服装にこだわりたい"
"自由な服装で、自由な発想をしたい"
こんな想いを実現するために、
電巧社の「殻破り」の一つがカジュアルフライデーなのです。


今は金曜日だけですが、
いずれ電機業界の常識が、クールビズから
カジュアルエブリデー(毎日)になることを願っています。

2017年時点の制度です)

2017年8月18日金曜日

Vol.31 「電巧社の味」



なんとも、ヘンテコリンな響きですね。
弊社は電気の総合商社、工場なのに味がするものを
お届けしているのでしょうか?

電巧社がお客様にへの感謝の気持ちとさせて頂いている
銘菓、湯島、『花月のかりんとう』の事です。

今から六十年以上遡る戦後の物の無い時代から
創業者 中嶋次重はお客様への手土産に
『花月のかりんとう』を持って行きました。

理由は…ただ一つ、“美味しいから”
(日持ちもするのでお客様の御都合で召し上がって頂ける事も良いと考えた様です)

時代は平成へと移り変わりましたが、お客様に喜んで頂きたい
という思いは変わらず、電巧社では花月のかりんとうを贔屓にしています。

さてさて、花月さんの栞を読んでみるとこんな事が書いてありました。

あるとき職人がかりんとうに使う砂糖をうっかり煮詰め過ぎ、飴になってしまったそうです。
捨てるのは勿体無いので試しにそのまま作った所、宝石のように美しくて美味しい
かりんとうが生まれたそうです。


なんと!失敗から生まれたとは!
それを聞いてそっくりなエピソードを思い出しました。


ヴァイオリンの名器、ストラディバリウス。
製作者のアントニオ氏がニスを煮詰めて炭化直前を狙い、それを塗布した所
まるで備長炭の様な高音の響きを奏でるヴァイオリンを作れる様になったそうです。
(これは名古屋のヴァイオリンメーカー シャコンヌの窪田さんから伺いました)

失敗から生まれたロングセラーと言えば
Mの付箋、ポスト・イットを思い出します。

超強力接着剤の製品化が至上命題であった3M
試作過程で幾度と失敗しドラム缶一杯に残ってしまった、くっつかない糊。
そこから、生まれたのがあの絶妙な加減の相手を傷めない付箋だそうです。

他にも…

お菓子の柿の種は当初は小判型の金型で切り抜いていたそうです。
ある日、その金型をうっかり踏み潰してしまい、元に直らずそのまま使用したら、
歪んだ小判型のあられになってしまいました。

そんなあられを持って商いをしていたところ、ある主人が「こんな歪んだ小判型はない。
形は柿の種に似ている」といわれ、そのヒントから大正13年「柿の種」が誕生しました。
と浪花屋製菓さんの説明にあります。

お客様に喜んで頂きたいと言う気持ちが、そこにあれば
どんな失敗も必ず皆の喜びに繋がるのですね。

商いの神様が見守ってくれていると感じずにはいられません。

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